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鳥俳句

春潮(しゅんちょう)の  大磯やがて   アオバト来(く) 2016.03.12 NHKで放映された大磯照ヶ崎のアオバト、今年は照ヶ崎に多くの人が見えるでしょう。

備忘録:飛行機が飛んでいるときにカラ類は良く鳴くか?

今朝5時間かけて近くの里山をICレコーダを持ちながら歩きました。 特段、変わった音は録音できませんでしたが、気がついた事を一点。 飛行機の爆音は、録音ファンにとっては目の敵ともあきらめとも。 今日、カラ類にマイクを向けていたとき、飛行機の音を意識しました。フィルタを通せば飛行機の音は小さくできるのですが、無ければ無いほうが良い。 でも、カラ類って飛行機が飛んでいるときにそういえば良く鳴いているかも(地鳴きを含めて)。これって、相関を確かめられたら面白いなー。 夜明け時間帯の連続2時間の音源が60週以上あるので、これを使えれば何か言えるかもしれない。鳥は夜明け時間で鳴く時間を変えますが、飛行機は時計仕掛けなので日の出と違った動きのはずです。この2つの特性から有為な差が言えたら面白いな〜、と思いましたので備忘録として記録しておきます。

第10回バードリサーチ大会(名古屋学院大学)でポスター発表いたしました

本日、 名古屋学院大学でありましたバードリサーチ大会に参加してきました。 ただ参加するのももったいないので、「 周年・定点・聞き取りによる鳴き出し時間の調査 」と題してポスター発表してきました。 内容は11月にありましたBINOS発表会に同じです。 聴講者の皆さんに説明し質疑を受けるのも楽しいのですが、一番の目的は名古屋大学の 鈴木麗璽先生にお会いし、 先生のポスター発表の「マイクロホンアレイで理解する野鳥の歌」を伺う事です。 鳴き声の種間の相互作用が次なるテーマだと思っており、その研究を鈴木先生はなされているからです。 先生はもともとコンピュータ上での生態進化の研究がご専門との事で、ULCAでの研究期間中に野鳥の種間の相互作用を研究され、それ以来野鳥の声も研究のスコープに加えられたとの事です。Microconeという7つのマイクを同時録音し、話者特定する解析ソフトを野鳥に応用する研究をなされています。 最近はjidtというソフトで種間相互作用を解析するオープンソースも発達している事を伺いました。 使ってみたいと思います。鳴き声は他の種の声に影響があるのかが分かったら面白いと思いました。 その他の講演でも興味深い報告がありました。大東島のダイトウコノハズクの個体数とか、「 あなたもサギ師になれる!ー高速インターのサギコロニー調査」 <野澤徹也>とか、「 市近郊に営巣するオオタカの育雛期の食生態について」 <芳賀 大>など面白かったです。 静岡西部の野鳥の会でアオバトの多くやって来る浜名湖の話も伺う事ができました。1000羽は来ているとの事。 また、懇親会では365日日暮れから12時間鳴き声をモニタリングされておられる方や、骨や死体など落ちものに造詣の深い方などもの凄いディープな方々とお話しする事ができました。

自宅で夜明け時間帯の鳥の声を調べてみた(2015.08.10)

耳君と自作入力ソフト(kikimimi)で自宅の夜明け時間帯の鳥を調べてみた. まだ星が出ている時間の04:12から観察を始めて07:00に終了. 今日もいい天気. 台風14号の影響で風が強い. ミンミンゼミ,クマゼミ,ツクツクホウシ,ヒグラシが良く聞こえる 一分毎に出現した鳥をプロットしてみた. なぜこんな事をしたかというと, 森の声を一年かけて夜明けの時間帯に調べてみた. 色々面白い事が分かった.これを今論文にまとめているのだが, ヒヨドリは日ノ出時間を基準にとっても鳴出し時間に変動がある事,遅れて鳴く鳥が結構いて,これは来訪型なのか,固有の特性として鳴出し時間が遅いのか,そんな事が分からない. そこで,手軽にできる方法で比べてみようと自宅で試しにやってみた. メジロはこの時期いないんだな.線は出現種の累積曲線.カラスはハシブトガラスかハシボソガラスか区別できなかったもの.ハトも種を特定できなかったもの.カラス2種とヒヨドリが早くて20分位遅れてスズメ,ハクセキレイ,シジュウカラが鳴出すって感じ. ハシブトガラスとスズメが高頻度で鳴いている.

YouTubeのレコメンドが不快だ

メールで週に一回程度、YouTubeからレコメンドを受ける設定になっています。 今日そのメールをたまたま見かけて、何気にクリックしたらあり得ない程の残酷なビデオでした。クリックしたことと見たことを後悔しました。 と同時にこんな残酷なビデオを推薦して来ること自体が許せず、YouTubeに抗議のメールを出そうと思いました。ですが、すぐには分からないのですね。これが。ビデオ自身にクレームを伝えることはできるのですが、そんなビデオを二度とアクセスしたくない。メール内容が許せないのです。 どうせ、Googleが履歴を分析して、レコメンドしているんでしょうが、非常に腹立たしく思えたのです。なんで、こんなの勧めてくるのかと。 で、この腹立たしいサービスに引き換えに個人情報である履歴情報をなぜgoogleに渡さないといけないのかとも思います。 ということで、googleさんからお別れをすることにするのでした。 すぐには分からないので、ゆっくり、google先生に教えてもらいながらバイバイするのです。

リュウキュウサンショウクイ?

夜明けの定点観察を始めて10ヶ月になる。 昨日、サンショウクイ(SP)の声を聞いた(2015.02.07-06:47)。 冬季3回目である。2羽いるようだ。姿は確認していない。 ソナグラムで見ても音程(周波数)がフラットだったり、上がったり、上がったり下がったり一定しない。 バードリサーチの三上さんの解説では亜種サンショウクイの鳴き声は後半上がるが、亜種リュウキュウサンショウクイの鳴き声は後半フラットなものが多いという(私信)。 いずれにしろ、冬にサンショウクイ(SP)はかなり珍しい。この冬は関東ではリュウキュウサンショウクイが観察されているようなので、この地にあってもいてもおかしくはない。 観察を継続させたい。 でも声で聞き分けたいので、種名がわかっている声のサンプルを集めて比較したい。 今回の音声はこちら→ ♪ サンショウクイのソナグラム

講演会「大磯町の生態系保全と活用の可能性 ーイノシシを事例としてー」に参加して

講師に舩橋真俊さん(Sony CSL)をお迎えし、増えるイノシシをどう抑え、資源として活用できるかのアイディアを教えていただいた。久しぶりに知的に楽しかった。 大磯町では2004年に12頭の飼っていたイノシシが逃げ出すという事象があり、それに前後しイノシシが増え出したという。現在推定、500頭(猟師ヒアリングを元に指数成長モデル)。年間1.5倍に増えているとすると、年間250頭捕獲しないと爆発的増加してしまうとの氏の予測。イノシシ駆除の目的は高麗山の自然林の保全と人に危害を加えないレベルに保つこと。そして、イノシシそのものを経済(商品化)に組み入れることで無理なくイノシシの個体数を抑え込むことが重要で、いわゆる6次産業化だと思った。 イノシシを害獣駆除するのは様々に課題があるが、最大の課題はイノシシを取り巻く人たちの意思疎通ができていないことと、猟る人そのものが減っていないこと。幸い大磯にはベテランのハンターがまだおられるので、若手(兼業農家や自営の方)を今の時代に合った方法で育成することでうまく回せるのではないかという提言。その手助けの一環として、IT技術の活用でコミュニケーションの促進も計れる(罠にかかったイノシシをwebカメラで見つけ夜明けとともに告知することで兼業者でも時間を調整して無理なく解体など参加できる)。 Q&Aでは、全国的にイノシシが10年程度前から増えている印象だが大磯のイノシシ増加の原因は逃げ出した12頭か?の質問に、駆除研究を仕事にしてきた役場の方がコメントされ、全国的にイノシシが増えたのは、里山の人の利用が減ったため栗、柿、牧草、米の二番穂などが冬場にも多く残りイノシシの餌となっているためとの説明があった。なるほどと思ったが、10〜15年よりも前から里山の荒廃はあったろうに、疑問がまだ残っている。なにか別の複合要因がある気がした。 里山は江戸時代オーバーユースで松しか生えない場所であったが、現代は放置したために荒廃し少ない種の野生生物パラダイスになっている。里山は程よく人の手が入って人に気持ちがいい場所になると思われるが、どんな里山がいいのか、合意を得るのは、また、その運営はなかなか難しい問題だと思う。そうではあろうが、身直な里山でみんなで遊べるのは楽しいことだと感じた。 懇親会では、大磯町の鳥、アオバトの話も出...