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7月 1, 2012の投稿を表示しています

改めて大飯原発の再稼働はどういう事なのか考えてみた

今日は大飯原発が1年3ヶ月ぶりに再稼働するとニュースが伝えている。 USTREAMではタイコに合わせたシュプレヒコールがライブ中継されている。それを1万人を超える人が見ている。 金曜日(2012/06/29)には首相官邸前に大飯原発再稼働反対の市井に人々が集まって原発再稼働のシュプレヒコールを行ったと報道があった。 自分の考えを整理するため、 原子力発電とはどういった技術なのだろうか。改めて人類の技術進歩を俯瞰して考えてみたい。 人類が言葉を持ち、交換し、蓄積できたのは他の生き物を圧倒する力となった。事実この200年科学的態度が進展普及しそれに伴い自然現象を利用した技術が次々生み出された。移動を助ける自転車、自動車、電車、飛行機、ロケットは自他のエネルギーを用い、遠隔会話が電話、携帯電話で可能となり、計算機であらゆる分野の情報が精緻化・高度化した。そしてそれらを動かすのにエネルギー特に電気エネルギーがいる。電灯線で各工場・家庭に送られているのはすべて他のエネルギーをいったん運動エネルギーに変え、それをタービンを回す事で電気エネルギーに変換している。 水力発電、火力発電、原子力発電すべてそう(太陽光発電だけは違うが)。 原子力発電も原料のウランが核分裂する時に発生する核エネルギーを使って液体の水を水蒸気に変えタービンを回すしているのは、他の発電と原理は同じで有る。ではなぜ、原子力発電だけこれほど多くの人が賛成・反対に別れて争うのか。 2011年3月福島原発1号機の爆発事故で 放射性物質が 飛散した。その飛散物質は人体に毒性を持っているのが最大の理由だ 。それも化学的毒(プルトニウム)だけでなく放射線を放つ核特有の”毒”を恐れているのだ。放射線は大きな線量は短期に致命傷を被曝した人に与える。広島長崎での被爆でもしられている。今回は低線量の被曝だ。 低線量の被曝が長期に渡ると人の遺伝子をだんだんと傷つけ細胞の癌化の原因となると見られている。チェルノブイリの原発事故では周辺の多くの子供達が甲状腺の癌を患った。この原因が原発事故由来である事は科学的に受け入れられているようだが、 それ以上にどの位の放射線を浴びるとどの位病気になるのか公式見解も曖昧で有る(正確には信じられないという思い込み)も不安を増長させている。この原子力発電の 原料自身が毒性 を持つと言うのが第一