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3月 27, 2011の投稿を表示しています

原子力発電事故の基礎知識(6) ー原子力専門家の責務ー

これまで福島原発から遠いので放射能の懸念は放射性物質の摂取による内部被曝が中心と思ってきた. しかし, 福島第1原子力発電所2号機のタービン建屋の外の坑道(トレンチ)で、高い放射線量[*1]などが起こっているとするといったい何に気をつけたら良いのだいと言いたくなる.高レベル放射線の被曝による急性障害と長期間低レベル放射線の被曝による晩発障害とがあるが,ここ事故地から200km圏内でも急性障害に気をつけなければならないといことだろうか. きっとウランも漏れているのではないか.ウラン235が漏れると中性子線もでる.ウランやプルトニウムは重い原子だから遠くには飛ばないと聞く.遠くとはどの程度なのか. ウランの核分裂で発生した中性子線で電子装置内の半導体も障害を受ける.電子機器が障害を受けるとどんな影響が出るんだろう.通信とか電力とかインフラを支えるコンピュータは障害を起こさないのか.プルトニウムの化学的毒性はどうか. ヨウ素だけ考えれば良かった状況が一変した.晩発障害はあるいみ癌と同じでしょうがないと思っていた.しかし,急性障害だと話は全く違うものになる.関東圏も気象によっては高濃度の放射性物質と高レベル放射線を気にしなければならないのか.素人がwebを通じて勉強しても全く安心材料がない.専門家はこれに回答しなければならない. [2011.03.28記] *1: 建屋外にも汚染水 福島第1原発2号機の燃料棒、深刻な損傷か   http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9C81E2E2E3E2E2E2E68DE0EAE2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=ALL コメントをいただきました(2011/03/27). from:TABATA 山内さんが、訂正前の文書も付けて 改正版をアップしているのはよいとおもいます。 こういう土俵が欲しかったのですから。 プルトニウムなどに関する化学的毒性についての示唆は貴重なものと思います。まだだれも公言していないのでは。だれか化学者のサイトに質問を出してはどうでしょうか。 私も何かさがしてみます。 福島第一原発の3号炉がプルサーマル仕様だということがいわれていますが、まだ東電当局は明言していません。 国