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10月 3, 2010の投稿を表示しています

COP10は盛り上がっているのか

10回目の締約国会議(COP10)が2010年10月から名古屋で始まる. 生物多様性についてのイベントは目にするが,TVでは盛り上がっているのだろうか. ところで,生物多様性とは一体何なのかがわからない. COP10のホームページの中の「 生物多様性とは 」を読むと, 「生物多様性」とは、あらゆる生物種の多さと、それらによって成り立っている生態系の豊かさやバランスが保たれている状態を言い、さらに、生物が過去から未来へと伝える遺伝子の多様さまでを含めた幅広い概念です。 とある. つまり,種の多さとバランスが保たれている状態だという.種の多少の基準はあるのだろうか,バランスが保たれていない状態と保たれている状態はどう違うのか,何となくは分かるが,正確には言葉にできない.そんな印象を受ける. 今月は生物の多様性について勉強してみよう. まず今月号の日本野鳥の会会報.「多能性は可能性」と題してC.W.ニコルさん(作家)と,香田さん(明治乳業),福原さん(明治乳業),鈴木さん(日本野鳥の会)の対談で,それを読むと,多様性とは何かとの議論ではもう無く,自然とのふれあいが心の豊かさを与えるであるとニコルさんは繰り返す.日本の来た際,「いただきます」、「ごちそうさまでした」、「もったいない」の意味を学んで感動した.我々は生き物しか食べていないので、生き物に感謝し無駄にしないというのはハイテクも利用してエネルギーや食べ物、水の無駄を減らすのが一番のステップだと主張されている. 環境問題はすでに企業の重要な経営課題だと記事も指摘しているが,それだけに例えば多様性のなにかしら価値を向上させたと企業が主張したとき,本当に検証可能なのだろうか.何かしら印象先行で危うさを感ずる.