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今年最後のバードウオッティング(冬鳥の地鳴きの意味を考える)

  今朝は暗いうちから今年最後の地元で鳥見です。
一箇所でじっとして聞く”聴き耳”でなく、ブラブラ録音歩きです。

森の小川の上流の堰から上をゆっくり歩きました。夜明け前に堰に付き、獅子座を真正面に見ながら鳥が鳴き出すのを待ちました。

今日は意外にもメジロの鳴き出しが遅い。一番鶏は種名不明ながら”ギャー”と藪の中からの声でした。その声はガビチョウが近いです。
ソウシチョウの声もしました。群でなく単独で。

アオゲラ♂がヌルデ?の実を食べながら長く”キョキョキョ”と鳴いています。シロハラも来ました。ピャピャピャって鳴いたりして。

ウグイス(少し大きいので♂?)がアオキの上に出て盛んに”チャ、チャ、”と鳴いています。声に気がつき、30mまで近づいての観察でしが
このウグイスは上を随分気にしていました。一瞬20cmぐらいジャンプして空中の何かを咥えたように見えました。
今日は寒いながら小さな虫が飛んでいたので、虫を捕まえたのかもしれません。やるなー。

エナガとメジロ、ヤマガラ、シジュウカラなどの混群に2回出会いました。出会うと賑やかです。

いま、石塚徹さんの本(歌う鳥のキモチ)を1行1行慈しむように読んでいますが、
それに倣って”目の前のこの鳥はなぜ声を出しているんだろう?”と考えて鳥を見るようにしました。





今日の気づきです。
エナガを中心とする混群は賑やかに移動していきます。
それに比べて、単独かペア、少数のウグイスやミソサザイ、クロジ、アオジはいつも鳴いているわけでなく鳴いても短い。

その違いは、群を構成する者たちは群るために声を出し合って、互いの位置を確認しているに違いありません。
食べ物探しに熱中して遅れをとると複数の目がないことから被食の危険性が高まるのかもしれません。
声を出さない餌探しはそんな危険がありますから石塚さん流に言えば
「群にあっても声を出さない個体は、長い進化の時間の中で生存に不利に働きその形質は淘汰される」でしょう。

それに比べて単独とか少数で過ごす森の鳥たちは、頭上の捕食者に見つからない藪の中が好きです。ヒタキは別のようですが。
冬は蛇もいないだろうし、他の哺乳動物(イタチ、テン、猫なんか)に昼間被食される可能性はどのくらいあるのでしょう。
彼らは夜行性が多いので昼間の被食率は低い気がするなー。

クロジは二羽で飛び去る姿をよく見るのでペアで過ごしているのかな?そうするとクロジの地鳴きはペア内の
コミュニケーションのためと思われます。

ペア間の結びつきが薄いウグイスの地鳴きはどういった意味があるのでしょう。単独で過ごしているとしたら何のため?

今日見たウグイスはアオキの上で明らかに姿を見せびらかして地鳴きをしていました。虫を捕まえる餌探しのために声を出す?それとも勝鬨をあげた?
上をしょっ中伺っていいたので、私に対して警戒して鳴いていたわけではないと思えました。
では誰に向けて何のために鳴いていたんだろう。冬季の縄張り宣言なのかな〜?

というわけで繁殖期ばかりでなく、冬季にも声の意味を考えられるなーと気づいた次第です。

最後、エナガのシー、シー、とか聞こえる警戒音が聞こえたと思ったらハイタカが目の前をゆっくり低空飛行していきました。
小鳥たちに騒がれるタカであっても、ゆっくり飛んでも狩ができるのかもしれませんね。(声を出さない)群から遅れた個体とかがいたりして。

声が届く、音が聞こえるで、捕食/被食の関係が決まったはずです。来年は改めて森の音響を調べようと思っています(アオバトの羽音を含めて)。

ではでは、来年も良い鳥見を!!

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