スキップしてメイン コンテンツに移動

ピッツバーグでバードウォッチング(National Aviary, Carnegie Natural Musium)

ピッツバーグに仕事で来た。ピッツバーグ(米国ペンシルベニア州)は鉄鋼の街で、新旧の高層ビルが混在した独特な雰囲気の場所だ。

古く立派な高層ビルも多い

近代的なビルも多い
ピッツバーグはアンディーウォーホールが活動した場所でも有名
鉄道用の橋(年季が入っていてカッコいい)
1日自由時間がとれたので午前はダウンタウンのホテルからアルゲニー川を渡った場所にあるNational Aviaryに、午後はタクシーでカーネギー自然博物館に行く。カーネギーの方には鳥類の剥製もありそれはそれで楽しめるのだが、順番としては剥製→野鳥が良いと思う。

National Aviaryは地下鉄で近くまで行くのだが案内がツーリストには不親切。地下鉄は車両入り口までゲートが無いのでお金を降車時に支払うのかなと思ったらなんと無料ゾーンだった。街の公式ガイドにも記載はなかった。でもなんだかラッキー。

North Side駅、普通に降りてからガイドの地図を見てもどちらに出てきたのか分からない。近くにいたお巡りさんに道を尋ねると外見とは裏腹に優しく教えてもらえた。
地下鉄の車内(別に怖さは感じない)

PNCグランドの向こうに鳥類園はある
North Side駅を降りてしばらく歩くと見える球場とダウンタウン
道を歩くと、さすが鉄鋼の街、車でアポロ月面着陸船を作ったみたいのオブジェクトがあった。

鉄鋼の街の意味不明な月面着陸船風オブジェ
教えてもらったのだが意外に迷っていしまった。基本的にアメリカも歩く様には道が出来ていない。ちょっとだけ回り道して見つけた鳥類園の入り口。

National Aviaryの入り口(外のゲージにも大型のワシがいた)
 $13支払って中に入ると腕に入場券を巻いてくれる。中はPengin point, Wetlands, grasslands, Rain Forest, Lories and friendsなどに分かれているが、お勧めはwetlandとrain forest。天井も高く広い部屋の中でそれぞれの環境を模して数十種類の野鳥がそれぞれ放されている。あまり臭さは感じなかったが鼻をつまんでいる子供達はいた。水も循環しているし掃除も行き届いている。職員も多い。


置き物の様に全く動かないアナホリフクロウ(たぶん)
Wetlandsにいる鳥たちをコンパクトカメラで撮ってみた。種名は不明。ここにはフウチョウもいてちょっと興奮。


今度はBushlands。


目の前に止まってくれる






オオハシ君は美しい嘴をもつ。首の周りの毛もふさふさ

唯一の哺乳類(人以外)のナマケモノ

Tropical Rain Forestでの写真。



巣があり、繁殖もしている。この個体はその幼鳥で羽根を盛んに振って餌をねだっていた。

構造色が美しい羽根をもつ。






帰りは歩いてダウンタウンへ。思いかけず渡った橋がレイチャルカーソン橋(9丁目橋)というらしい。どういう関係があったんだろう。wikipediaで調べるとペンシルベニア州生まれらしい。



旧跡の橋台も併設されている


その後、電池切れで写真は無いが、午後はカーネギー自然博物館に行く。終いには足ボー状態に成る程広い敷地内を歩く。この博物館もバードウォチャーにもお勧めだ。鳥類は剥製だけでそれも通路の両側にあるだけなのだが剥製の作りが秀逸である。素晴らしいの一言。目も輝きがある。

印象的なのはアフリカ産のヘビクイワシ。今にも歩き出しそうだ。ちなみに英語でSecretary Birdと言うがm冠羽が書記官の羽根ペンに似るともアラビア語語源とも諸説あるらしい。

壁にハチドリとアホウドリのシルエットが書かれそのサイズの差を印象づけるコーナーもあった。

カーネギー自然博物館は何と言っても恐竜などの化石が凄い。恐竜は専門家にお任せするが、始祖鳥や羽根のある恐竜の展示もあり骨の分かる人は参考になると思う。

仕事という制約の中でいかに鳥を楽しむのかは難しいが、時間をうまく見つけて楽しんだもん勝ちだよね。

ピッツバーグの街中では昼食食べるために歩いただけなので全体像は分からないが、蝉も鳴いているがHouse Sparrow(イエスズメ)やドバトがいるくらいだった。

コメント

このブログの人気の投稿

瞬間日記のデータをday oneに移動させるのだ

瞬間日記をiPodを購入した2010年から使ってきたが、day oneが人気なので使ってみた。なかなかよかった。コマンドライン(CLI:Command Line Interface)から入力できるし、クラウドで同期できるのもいい。見た目もきれい。安定しているのもいい。 という訳で、瞬間日記からday oneにデータを引っ越しすることにした。 (このページで半角の > と表示されたら半角の”>”記号だと思ってください。HTMLの仕様のインプリバグでしょう。) 特定の日記アプリ間のデータの移動とは人生で一回しかないだろうから汎用性など考えずに間違えないように慎重にすることが大切だ。確かめて確かめて。このページはそんな備忘録である。また、瞬間日記のデータをday oneに移動させたという記事も見つけられなかったので誰かのお役に立てるかもしれない。でも自己責任でね。 瞬間日記は独自フォーマット(.dat3)や標準的な(.sqlite)、(.csv)でもMacにバックアップできる。使い勝手のいいcsvファイルは本文だけで写真情報が欠落している。瞬間日記のデータを引き上げるのは色々試したが、テキストばかりでなく写真も移動させたいの結局メールでバックアップすることにした。瞬間日記側で自分にひと月毎のバックアップをメールする。3年半分。ソチオリンピック開会式を見ながら作業でもれなく終了。 これは瞬間日記が30枚しか1つのメールに写真を貼付できないので、ひと月分だけせっせとメールする。 届いたメールはOSX側のmail.appで開くが、~/Libraryに保存されているelmsでなく、単にテキストファイルでmail.app側の機能を使って出力することにする。 瞬間日記のデータを取り出し、day oneにエントリできるくらいの粒度のファイルにするまでの流れ: iPodの瞬間日記のひと月分に区切ったバックアップデータを自分のメールアドレスに送信する OSXのmail.appで受信したメール全部(件名"MomentDialy"で始まるメールを一つのメールボックスに束ねる。例えばMomentDiaryというメールボックスに全部入れる mail.app上のメールボックスMomentDiary内の全部のメールを選択する。つまり⌘+a。

鳴き声からの識別(How to identify the bird from its sound. )

鳥はその暮らしの中で様々な音を出します。 朗々と鳴く囀り、冬の地鳴き、飛ぶ時の羽音、何かを突っつく時の音、翼を体にぶつけて出す母衣(ほろ)うち、虫を探しているのか枯葉をひっくり返すときにでるカサコソと言う音。その中にあって、自己を主張しコミュニケーションとしての囀りや地鳴きの声は鳥の名前を探り当てる大いなる情報です。 鳥の鳴き声を聞いて、なんて言う鳥が鳴いているんだろう、とバードウォッチングの最中に思う事はしょっちゅうです。ベテランのバードウォッチャーはこの声は○○と教えてくれます。では、聞く相手も居ないとき、バードウォッチングしている仲間の誰も分からないとき、鳥の声からどう鳥の種名を探り当てる事ができるでしょうか。このページではそんな事を考察したいと思います。 参考にするレファレンスCDはこの4冊:蒲谷1996(蒲谷2004)、上田1998、松田2016、植田2014、このページの下にリンクを張りました。この他にも、 バードリサーチ鳴き声図鑑 もあります。 xeno-canto も有名です。 それでは、鳥の鳴き声から種名同定までの幾つかの方法を見て行きましょう。 初級編 方法1)探鳥会で人に聞く 当たり前ですが、知っている人に聞くのが一番手っ取り早いです。 バードウォッチングの初心者は見るモノ聞くモノすべて新鮮で教えてくれる人もたくさんいます。探鳥会に参加してその場所で年中見られる普通種をまず覚える事になります。これが”ものさし”となってこれと同じか違うかが分かれば、聞き分けられる数が多くなってきます。 方法2)さえずりナビを試す。 バードリサーチが”さえずりナビ”をスマートフォン向けに作っています。 家の周りで,ハイキングに行ったとき,鳴いている鳥の種名を知りたくなることがあります.「さえずりナビ」は,場所・季節・声のタイプなどから,その鳴き声の鳥を検索してくれます.姿や形の専門知識が無くても検索ができ,その鳴き声を聞くことができます. あまり使った事無いのですが、twitterではまあまあのコメントが多いです。 中級編 方法3)録音して似ている声をCD/WEBで調べる 録音できれば後で調べる事ができます。ICレコーダも小さく安くなってきました。持っていなくても携帯電話やコンパクトカメラの動画機能でとりあ

電解コンデンサの容量抜けを測ってみた

中古オーディオ屋でスーパーウーハーを買ってから7〜8年経つだろうか。 1989年に発売されたONKYOの SL-10 という機種で、現役で商品が店頭に並んでいた時にピアノ曲に深みが増すことにちょっとした感動を覚えて中古屋で見つけた時2万円で即購入したのだ。 スピーカのエッジのクズがエンクロージャのダクトから出てきて開けてみたら見事エッジ全体が下手っていた。これを奇麗にして、ウレタンエッジに交換することにした。写真1、と写真2がそのBefore/Afterだ。 写真1 SL-10のスピーカのエッジを交換してみた (エッジを取り除いた状態) 写真2 SL-10のエッジを交換したスピーカ また、SL-10が勝手に自己発振する様になっていたのでコンデンサの容量が抜けたと想像してこれらを交換することにした。これは電解コンデンサの容量が抜ける事でフィードバック回路の時定数が変わってしまいネガティブフィードバックがポジティブフィードバックに位相が回って知ったのでは予想した。 電解コンデンサを交換したSL-10のコンデンサ 交換した電解コンデンサ達(容量は抜けていなかった)  マルツ電波で発注しておいたオーディオ用のコンデンサを付け替えた。ただ、それだけでは詰まらないので交換したコンデンサを測ってみた。使った測定器は卓上テスタ(GBW 9000A)の付属機能。最大20μFまでしか測れなかったが、結論からすると交換した電解コンデンサの容量抜けは無かった。 測定例 定格(μF)   実測(μF) 10       10.19 10       10.00 4.7       4.78 3.3       3.27 1.0       1.01 0.47       0.46 というわけで直しても自己発振は直らないかも。明日組立ててみよう。