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原子力発電事故の基礎知識(7) ー原発のリスクとコストー

今日のJ-wave、jam the worldの15min.を聞いていてモノスゴク腹が立った。

今の流通しているレベルの放射性物質が付着した食べものを食べても絶対に安全であると言い切ったことである。「絶対に」+「安全」の組み合わせである。
それを権威として「安心しました」とコメントする八塩圭子キャスターも不勉強でこちらも安全デマに加担していると腹が立った。腹が立つとはまだ未練があると思っているのだろう。

腹を立てているだけでは前に進まないので自分なりに考えてみた。

ゲストの渡辺氏の論点は、国の安全基準は厳し目に制定されていること、ヨウ素は体内に取り込まれる割合が最大でも20%であること、放射性物質を数品しばらく食べても1000分の1とか1000分の3とかのレベルであることをあげて、だから絶対安全だと言い切っている。


低レベルの内部被曝は確率的リスクである。なので、絶対にとは言えない。正規分布なら確率が0になるのは無限遠である。時間が無限の時間かかって初めて0になる。つまり永遠に0にならない。この意味で絶対安全とは言ってはいけない。

次に確率的リスクとは社会のコストを計算する必要がある。

もし確率が1000分の1のリスクを1000個集まると1つの事象が生じるということ。

福島原発起因の放射性暴露を受ける人口はどの程度であろうか。100万人いたとして、リスクが1000分の1なら1000人発ガンなどの病気になるということだ。

これは原発だけではない。

車の事故で毎年1万人程度死ぬが、このリスクは日本人の人口で割った1万分の1程度だろう。この死亡事故による損失あるはコストより車の利便性を社会が享受するという合意が社会にあると考えられる。

タバコの場合はどうだろうか。副流煙も含めて年間の死亡者がどの程度か知らないが、これも一種のリスクで診察料、
健康保険料を含めた社会コストを負担していると考えられる。

今回の原発事故はどの程度のリスクでどの程度のコストがかかるのだろうか。福島原発で意図的に有放射性物質を大量放棄した日本国はその低レベルの放射性被曝のリスクを広範囲に晒した格好だ。太平洋を囲む諸国の沿岸部ばかりでなく海洋生物資源を食料とするヒトの数を億人単位で増やしてしまったのでは無いかと懸念する。

一人一人のリスクは小さいように見えても社会全体のリスクは対象者の数が膨大になった分格段に大きくしてしまった可能性がある。そしてそのコストは日本の今の市民と低レベルの放射能の影響が長期に渡るため将来の市民が負担しなくてはならなくなるだろう。

こういった社会が支払うコストがどの程度増したかを専門家と呼ばれるヒト、権威、マスメディアは定量的に伝えることをしなければならない。

ホームページからの引用です。

魚介類の摂取制限を検討するため、
より広範な海域でモニタリングを強化していくようですが、
福島原発から放出された汚染水の影響、
国内だけでなく、国外からも心配する声が高まりはじめています。

今夜は、放射性物質が及ぼす影響と対策について、
日本放射性技師会・広報担当役員の渡辺浩さんに
お話を伺います。

(2011年04月06日記)

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