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Maximaを使ってみた

本当にちょっとした回路計算をしたくなる.それはインダクタンスが3つ結合した3行3列の行列計算だ.手計算では大変なことを実感して.

調べるといつの間にかMathematicaがバージョン9にまでアップデートしていて,自分で大枚はたいて買ったバージョン2.1はとうに動かない.MacOS9時代だったしね.Mathematicaも会社で使ってみたら思いの外覚えていたので自信を持った.

というわけで,自宅でMaximaを勉強して式展開することにした.
インストールをMac OSX(Mountain Lion)にするのは全く問題ない.GUIのついたwxMaxima 12.08.0.gnuplotもaquatermで動いていることを確認.ここまででたった1時間.

半日かけて,覚えたコマンドの備忘録(すぐ忘れるからね)詳しくは→

Mathematicaと比べるとMaximaは何と言ってもただなのが凄い.Mathematicaはなんだかんだ行って手になじんでいるからそっちの方がコーディングは早そうだけど.でもMaximaも使えそうだ.これでいいじゃん.


  • ":" 関数の定義
  • "=" 等号
  • "%i" 純虚数
  • "solve(式,変数);" 方程式の解放
  • "subst(3,x,p);p の x を 3 に置き換える (つまり x=3 を pに代入).
  • "[x1,x2,x3]" リスト.で取り出しはeq2[1]とか.
  • "rhs(eq1[1])" 右辺の取り出し.
  • "ratsubst(a,b,c)" cの中のbをaで置き換える.
  • "ev()" 関数の評価
  • "plot2d([f1,f2,f3],[x,0,1])" 複数のグラフ表示
  • 表示を整理
simplify[f[x]]の代わりはratsimp(f(x));
FullSimplify[f[x]]の代わりはfullratsimp(f(x));

  • 代入されている値を消去するには関数 remvalue を用います
(例)eq1:V1=%i*w*(L11*I1+L12*I2);
(例)eq2:V2=%i*w*(L12*I1+L22*I2);

(例)eq3:V2=-ZL*I2;
(例)res1:solve(eq3,I2);
(例)res2:subst(res1,eq2);

(例)res3:solve(eq1,I1);
(例)res4:subst(res3,eq2);
(例)ratsubst(1-sin(x)^2,cos(x)^2,cos(x)^3+cos(x)^2);
(例)eta:ev(rhs(res11[1]));
(例)f1(x) := x;
   f2(x):= x^2;   f3(x):= x^3;   f4(x):= x^4;   plot2d([f1(x),f2(x),f3(x),f4(x)], [x,0,1]);

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