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Emilie-Claire Baarlowをピュアオーディオで聞いてみた


やっとついたCD: emilie-claire barlowのlike a lover。


久しぶりに家人をリビングから追い出しピュアオーディオステレオで聞いてみた。

このCDとの出会いはyahooオークションで見かけた高級オーディオ用スピーカのデモでかかっていた。そのデモが面白い。YouTubeにアップされたビデオなのだけどそんなもんで音の良さが分かるんかいって思ったけど、見てるだけでいい音が鳴っている気がしてくるからふしぎ(リンクJBL 4310凄いわ)。さぞソースも良い音だろうと思いAmazonで注文したものが今日入荷した。同じ新品のCDが値段が違っていたので円高メリットを享受すべくイギリスから船便で送ってもらうことにしたが2週間かかった。忘れた頃に届いて今聞いている。

日本版でないのでライナーノーツはない。歌詞もない。それで良い。自分の感性で聞けるから。思いのままどんな感じか書き留めておく。

1局目はLike A Lover。声色というか、声の使い方がどこかリッキーリージョーンズに似ている。大好きな初期のリッキーのそれだ。曲のコード展開とかも70年の頃を意識しているんじゃないかな。これだけでもこのCDは価値がある。

2局目はベースとデュエットで始まるOn The Sunny Side Of The Street。これがYouTubeでかかっていた曲。アップテンポで定位がいい。ベースとボーカルがセンターのちょっとだけずれている位置でスキャットを自在に操りながら、その後はベースソロ。ため気味に弾くメロディーは奏者が口ずさんでいるように聞こえた。この曲をiPODに入れて持って秋葉のオーディオ屋さんを巡ろうか。

3局目はSOMEONE TO WATCH OVER ME。リッキー・リー・ジョーンズもIt's Like This.で歌っている。リッキーもいいが、emilieもいい。

4局目はA TIME FOR LOVE. ふわっとした音で始まるこの曲はピアノとギター、ドラムスとでシットリ聞かせるが、ファルセットはビブラードはあまり掛けず、少しだけ鼻に抜ける声はまだ若さを感じた。トランペットは誰が弾いているんだろう。技巧派ではないが、よく謳っている。

5局目はラテン調の名曲SO DANCO SAMBA。あのアントニオ・カルロス・ジョビンとヴィニシウス・ジ・モライスの作曲だという。楽しげに歌っている。
リンク

6局目はまたベースのデュエットでTHE THINGS WE DID LAST SUMMER。この曲は多分聞いたことがある。男性の声で。でも思い出せないが、emilie-claireが歌うこの曲が好きな人がいるみたい。ベースはかなり固い音がする。ボーカルは時には目をつぶり、時には目を見開き、しっかり歌うことに集中している。リラックスしすぎず、固くなりすぎず、聞いていてベースをよく聞いて歌っている感じがする。でも、ちょっと肩に力が入っているかな。

7曲目は、バップの(I'VE GOT) JUST ABOUT EVERYTHING I NEED。調子良し。これも男性ボーカルで聞いたことがある。誰かは分からないが楽しい曲だ。ベースもドラムスも一生懸命に音を出している感じがいい。

8局目は、バラードのRETRATO EM BRANCO E PRETO。歌詞はスパニッシュなのかな。雰囲気はあるが、英語訛があり、多分、ブラジル人が歌った方がもっと雰囲気が出るだろうな。

9局目は、OUR LOVE IS HERE TO STAY。スローバラードのイントロから始まり、ミドルテンポのジャジーな曲調でバンドと息が合っている感じがした。
安心して聞ける。

10局目はBLEAM IT ON MY YOUTH.で、オンマイクで歌う艶かしい声でゆったり大人の会話を楽しみながらお酒をいただきたい感じの曲です。


久しぶりに音楽を楽しんだ。

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