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オープンキャンパスには父親と行くべきだ

お休みをいただいて東京海洋大学(海洋科学部)のオープンキャンパスに行ってきた。大学の考えや学科、研究室の特徴などよくわかり、また研究の内容と取り組みの姿勢を知ることができ非常に知的にも楽しかった。

中でも、分析技術を研究しているある女性教授の研究室を見学させていただいたが、この方なら安心して子供を託せると感じた。迫力のある方で、「大学のブランド向上のため、厳しく研究を進めている」とおっしゃっておられたのがその理由である。

他方、食品のアレルギーをあつかった別の研究室の紹介では、研究紹介パネルのできが悪い。研究内容はわかるものの、そもそもの研究目的や成果の社会的な意義や効果が書かれておらず、これはいかにも手抜きである。学生への教育もなされていない様に感じた。ここの研究室は勧められないな〜。教授の社会に対するアカウンタビリティー軽視が手に取るようにわかってしまった。研究室は玉石混合であるが総じてなかなか魅力的な大学と感じた。

オープンキャンパスの見学者数は大学の予想を超えた様で、平日ためだろう母親と来た高校生が多かった。男子生徒に畳みかけるように話している母親の姿を多く目にした。それ自身は各家庭の問題で是非もないのだが、案外、子供はウザイという顔はしていなかった。ちょっと意外。

そんな光景を目にしたからではないが、オープンキャンパスには父親と来る方がいいと思う。その理由は、

(1)父親の理解度が非常に高くなる
(2)実務経験が長い方が大学・研究室が信頼に足るのかを見わけられる
(3)反抗期の子供と父親との接点が増える
(4)進路相談を、共通の実例を交えて相談にのれる

などであろうか。進路自身は本人にしか決まられないが、大学は善し悪しがあるのでそれは実社会の経験が長い親が見分けられると思った。もし母親がキャリアウーマンなら母親がオープンキャンパスに行ったらいい。

オープンキャンパスは父親世代が通った頃には無かった仕組みであり、大学も大変化している。実社会と進路を結ぶ大学の選定は皆入学可能な世代だけに父親の実務経験が生きると感じた。


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